費用と設計の流れ

費用に関する考え方

設計事務所に仕事を依頼すると時間もお金もかかりそうとよくお聞きします。

建築における予算はとても重要な条件です。私たちは予算の大小に限らず、クライアントの要望をよく伺い、これまで培った建築のノウハウを活かすことで予算に納まるよう心がけています。建築は、金額の大小だけでその良し悪しが決まるものではありません。予算に関わらず、クライアントの生きる世界をいきいきとしたものにし、生活の中に喜びや誇りを生み出す建築こそ望まれる建築の在り方であると考えています。

私たちの事務所では、最初から建築家に依頼することを決めていらっしゃる方だけでなく、予算上ハウスメーカーで建築できなかった方や、 建売の購入が厳しい方などのご相談もお受けしています。例えば、土地の購入からの建築計画、建築が難しい不整形地や狭小地、斜面地での計画などが大好きです。
建築材料の厳選や施工性の向上、合理的な構造計画など、 既成概念にとらわれず丁寧に建築を創ることで、 例え予算的条件が厳しくとも、妥協ではない、豊かな空間を備えた建築の実現を目指し、日々取り組んでいます。

設計料について

新築の場合:
総工費3000万円未満 工事金額の11%+消費税
総工費3000万円台  工事金額の10%+消費税
総工費4000万円台  工事金額の9%+消費税
総工費5000万円~  別途ご相談させていただきます。

改修、リノベーション、その他業務:
工事金額の15%+消費税

※上記、総工費は建築工事費(本体工事費+追加工事費)です。
※上記の設計料はあくまで目安です。ご相談の上、最終的な金額を決定いたします。
※設計料に確認申請書等の作成費は含みますが、申請手数料は別途かかります。

設計・監理の流れ

01.コンタクト
土地選定やご要望の整理のご相談を無料でさせて頂いております。まずはお気軽にお電話、メールでご依頼下さい。建築設計に関するどんなご相談でも構いません。

02.初回打ち合わせ
仕事をすすめるにあたり、直接お会いし、お互いどういった人なのか知ることが重要だと考えます。初回は顔合わせ程度とお考え下さい。
事務所の業務実績や建築に関する考え方などもご説明させて頂きます。

03.現地調査
敷地や既存建物の調査を行います。給排水や電気の引き込みの調査や、法的規制を行政機関にてヒアリングさせて頂きます。

04.プレゼンテーション(1か月程度)
打合せ、現地調査の内容をもとに計画案をご提案します。 プレゼンテーションの内容をもとにご依頼いただけるかをご検討下さい。(原則無料)

05.ご契約→基本設計(1-3ヶ月程度)
プレゼンテーションの内容に納得頂き、さらに設計を進める場合、「設計監理業務委託契約」を締結させていただきます。
基本設計は、家づくりにおいて最も重要な段階ですので、機能性・デザイン性など多角的に勘案し納得いただけるまで時間をかけて検討します。

06.実施設計(1-3ヶ月程度)
実施設計では、各部の詳細なデザインや設備機器・材質・仕上げ、照明計画などを細かく決定します。

07.見積・確認申請提出(2ヶ月程度)
施工会社へ見積をおこないます。その後、本見積の吟味・調整を行い、工事請負契約を締結して頂きます。金額だけでなく、施工会社の技術力や施工実績などを総合的に考え、助言させていただきます。
見積に前後し建築確認申請をおこない、着工の運びとなります。

08.工事監理(住宅の場合6ヶ月程度)

施工会社と打合せを随時行い、工程ごとに現場で施工状況を確認します。工事中の不具合に関し、必要に応じて施工者に是正の指示もおこないます。

09.引き渡し・アフターケア

施工会社・設計者・検査機関・お施主様の検査に合格しましたら、お引渡しとなります。
お引渡し後の不具合につきましては、施工会社と連携し迅速に対応いたします。
竣工後1年・2年目には定期点検を実施します。

よくあるご質問

Q 設計の進め方は?勝手なデザインをされないか?

ご意見、ご要望をお聞きしながら、多くの可能性、選択肢を検討させていただきます。コミュニケーションをとても大切にしています。建築をつくることは、私たちのまわりの環境を取り込み、設えていくことだと考えています。その場限りのデザインや目先だけの意匠はおこないません。永年住まい、つかう中で居心地の良い空間を目指し、各種条件やご要望にしっかり答えながら進めさせて頂きます。お客様の満足度が最重要と考えていますので、ご要望はできる限り反映するように努めます。

Q 改修や木造耐火の設計や耐震診断は可能ですか?

可能です。住宅設計だけでなく、店舗、マンション、大規模物件の設計から住宅リフォーム、マンションリノベーションなど幅広く実績があります。またローコストの場合でも、空間づくりの工夫で魅力的な建築にすることも可能です、高価な仕上げを使えばよい建築になるとは限りません。
事務所では公益財団法人 東京都 防災・建築まちづくりセンターにおける木造住宅耐震診断事務所登録もおこなっています。

Q 土地探し・中古物件探しを手伝っていただけますか?

土地探しや中古物件探しからお手伝いすることで、その場所に建てられる建築の可能性を知って頂くことができます。当事務所では宅地建物取引士の資格もありますので、不動産の観点からのアドバイスも可能です。

Q 遠方でも依頼は可能ですか?

全国どこでもご依頼可能です。
現在、東京杉並中野及び長野県東御市に事務所を置いており、京都に出張所もあります。
東京周辺では、東京都内をはじめ、神奈川県(横浜市他)、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、山梨県等で進行中、ご提案案件があります。長野周辺では、東御市、上田市、小諸市、佐久市、軽井沢町、長野市、松本市、諏訪市をはじめ北信、中信、東信、南信と長野県全域で活動をおこなっています。

その他、関西、京都をはじめとして全国に幅広く実績及び進行中のプロジェクトがあります。

遠隔地の場合、別途交通実費を申し受けることも状況によりありますが、その土地の気候風土に合わせ最高の建築をつくらせていただきます。

Q 施工する建設会社や工務店は、どのように決めますか?

私たちが今までの設計で関わってきた工務店や建設会社から、お勧めの会社をご紹介します。
クライアントの方からのご紹介や御推薦頂いた施工会社で工事をおこなうことももちろん可能です。

建設会社や工務店は、得意とする構造や規模、地域性がありますので、
プロジェクトに合わせて、御推薦させていただきます。

小規模な改修などを除き通常2社〜3社に相見積もりを依頼させていただき、
金額だけではなく、担当者との相性や工期なども勘案し、総合的に最適な一社を選びます。

竣工後のお付き合いを考慮し、工事契約の前に施工会社との顔合わせもしていただいております。

Q 工事監理がきちんと行われる体制が整っていますか?

工事監理は建築の品質を確保する上で非常に重要な仕事だと考えています。いくら建築の計画が良くても、工事の精度が悪ければ最終的によい建築にはなりません。

設計と施工が同じ会社の場合、厳しい第3者的なチェックが機能しないことが多いように感じます。その点、設計事務所では、現場の隅々まで厳しくチェックしますので、見える部分は勿論、建築の寿命や耐震性等の強度を決定する基礎や構造など見えない部分の品質を確保することが可能です。

Q ローコスト住宅(建築)は可能ですか?

設計事務所に依頼したからといって建築コストが高くなるということは決してありません。当事務所は、最適な素材、構造、プランを吟味しながらクオリティ・コスト双方に優れた建築の実現をお手伝いします。

コストを抑えて良い住宅を建てたいという想いは、お施主様の立場であれば誰もが抱くことだと思います。しかし、ローコストというのは、そう言えば住宅が安くなると単純に思いこんでしまわれると危険です。

残念ながら、「客だから」という意識で言ったことは全て設計事務所がかなえてくれるというおもいで設計事務所と接すると、お互いにとってよい結果が生まれることは経験上すくないです。できた家がただ単に安物の家になりかねません。ローコストの意味や内容をしっかり理解した上で計画に臨むことが大切です。

いろいろなものに適正な価格があるように、住宅にも適正な価格というものが存在します。(よく言われている坪○○円という金額は数字だけが独り歩きしている場合が多いように思います)過剰なスペックや無駄な工程を省くことは勿論大切ですが、コスト削減だけが建築の目的となってしまうと、後でつかいにくい「安かろう悪かろう」という建築になってしまいますし、何より大切な安全かつ快適な建築を実現するための基本性能が疎かになってしまいます。

しっかりした基本性能を確保しつつも、お施主様ご自身が何を重視するか、要望を整理し、無駄なコストを抑えるように心掛けることが重要となります。ローコスト住宅(建築)のコツはお金をつかうところにメリハリをつけてなるべくシンプルにつくりこまないことです。

Q オーダーキッチンや造作家具はできますか?

ご対応可能です。当事務所では、
その住宅・建築ならではのオーダーの造作家具・キッチンを設計させていただけます。

住宅をご依頼される多くのお施主さまが、
オーダーキッチンやカウンター、TVボード、収納などを造作でつくられています。
その理由は、予算に合わせながら、その建築に合った自由度の高いキッチンや家具ができるからです。

インテリアを含めた各種メーカー・ブランドの家具をコーディネートさせていただくことも可能です。

Q 高気密高断熱の建築は可能ですか?

当事務所では省エネ法に基づく、次世代省エネ基準に則した仕様を標準としています。これまでの実績では、外断熱工法や2重窓や床暖房の採用、24時間換気など高断熱高気密性能を重視した建築も手掛けてきました。

断熱材は、外部の熱環境に室内環境が左右されにくくし、冬は屋内の暖かい熱を逃がさず、夏は外部の熱を入れないように熱の流れを遮る役目を担います。断熱材は、一般的に同じ材料であれば厚みが増すほど性能が良く、コストも高くなります。断熱性能が良ければ冷暖房など光熱費のランニングコストを抑えることが可能になりますので、初期の建築費(イニシャルコスト)と両方を見極めたうえで、どの程度の性能を確保するか見極める必要があります。
また、どんなに性能の良い断熱材を使っても、施工が悪くては断熱材が持つ効果を十分に得ることはできません。ずれたり、隙間があったり、未施工の部分があるとそこが熱橋(ヒートブリッジ)となってしまいます。
断熱材の種類としては「無機質繊維系」、「発砲プラスチック系」、「木質繊維系」の3種類に大きく分けることができ、それぞれに特徴があります。ご計画に合わせて最適な材料をご提案させていただきます。

Q 断熱材をどのように選んだらよいでしょうか?

断熱材は、断熱性能の高さだけでなく、素材によって防火・耐熱性、耐久性、施工性、吸音性、安全性、環境負荷レベル、価格などがそれぞれ異なります。各断熱材の特徴を理解したうえで適材適所な素材を選び、正しい施工を行うことが大切となります。

どの断熱材を選ぶかは、どのような目的で住宅のどこに使用するか、工法は外張断熱か充填断熱か、防湿層や透湿層、通気層との組み合わせをどうするかなども併せて考える必要があります。

建物の構造や施工する部位に適した断熱材を選ぶためには、断熱材の形状も重要になってきます。繊維系の断熱材で一般的なのは、「フェルト状」と呼ばれる柔軟性に優れた綿のようなものです。その他、ボード状のものや吹き込み用にばら状のものがあります。発泡プラスチック系の断熱材は、工場でボード状に成型されるものと現場で発泡されるものに分かれます。現場発泡のものは、現場で吹き付け施工されるため形状を有していません。

断熱材を選ぶ際には、上記のような事柄に加え、防火性や防音性、透湿抵抗など、さまざまな観点から検討したうえで、それぞれの住まいに最も適した素材や工法を 選ぶ必要があります。ただし、費用対効果の観点で比較した場合、同等の断熱性能を持つ断熱材でも、たとえば充填断熱工法でポピュラーなグラスウールやロッ クウールの価格と比べ、外張断熱工法で一般的に使われる発泡プラスチック系断熱材の価格は2~3.5倍すると言われています。価格面での考慮も1つのポイントとなりそうです。

断熱材の種類としては「無機質繊維系」、「発砲プラスチック系」、「木質繊維系」の3種類に大きく分けることができます。

■無機質繊維系

代表的な材料に、グラスウールやロックウールがあります。木造住宅などで、よく使われています。耐熱性、耐火性が高く、吸音性や防音性にも優れ、軽量で柔軟性があり、切断がたやすい施工性の高い材料です。空気や水を通し、水分を含みやすいため、断熱性能の低下の危険や断熱内結露の心配があるので、防湿シートを張り合わせるなどの適切な処理が重要になります。

■発砲プラスチック系

代表的な材料に、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォームなどがあります。スチロール樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂などを原料にした石油製品に発泡剤を混ぜ合わせて板状にした断熱材です。ウレタンフォームなどは、直接壁に吹付けるタイプもあります。発砲させた細かい泡の中に空気などを閉じ込めることによって断熱効果を得ることができる材料です。一般的には繊維系断熱材よりも断熱性能が高いものが多いです。

■木質繊維系

代表的な材料に、インシュレーションボード、セルロースファイバーなどがあります。自然素材を原材料としているため、環境に優れた材料といえます.セルロースファイバーはホウ酸を含んでいるため、シロアリなどの害虫を寄せ付けない効果もあります。

ZEH普及目標と実績

荻原雅史建築設計事務所は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及を目指し、2020年度までのZEH普及目標を下記の通り制定いたします。

2016年度 実績

(年間建築総数)

1件
2017年度 2件
2018年度 4件
2019年度 3件
2019年度 ZEH

普及実績

0%
2020年度 ZEH

普及目標

50%