スタッフの早坂です。

先日阿佐ヶ谷アートストリート2017の建築展「建築家の描く夢」を見に行きました。

2部構成になっており、第1部は、都市計画アドバイザー国吉直行氏の「横浜市とアジアの都市計画」についての講演があり、

第2部は、阿佐ヶ谷近郊の13組の若手建築家による「建築家が自作を語る」についての講演です。

 

国吉氏は、横浜市に長年都市計画の分野で活躍された方で、

横浜市にあるまちづくり要綱により歴史的価値がある建物の保存・再生を行っています。

その中で、都市デザインを行うだけではなく、

関係各所とデザインしやすい環境を整えることに非常に苦労したようです。

また、最近はアートの力で街づくりを進めたりと今後も持続的に横浜市が発展するように精力的に活動されています。

私は、横浜市が日本の都市の中でも特に好きです。

というのも、都市に軸線が通っており、ファサードが赤レンガで統一されており、

東京の雑多な印象とは異なる印象をもっています。

横浜は、東京のベットタウンではなく、日本の代表する都市のひとつとして発展していけばと考えます。

 

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第2部は、13組の建築家が「建築家の描く夢」というテーマで自作を語ってくれました。

素材から発想して設計するときにアイデアを出したり、

実際に実施設計の段階で素材を一つのテーマに沿って設計したりと

各建築家それぞれこだわりをもって設計しており、私も仕事をする際にたくさん見習うことがあると感じました。

 

また、建築家とアーティストの違いということが議論になり、アーティストは、自発的にアイデアを出せばよいのですが、

建築家は、お客様の要求に対して最適解を出すという違いがあります。

建築家は、自分の考えているアイデア(=夢)だけではなく、

お客様の夢にも携われるというすばらしい仕事であると感じました。

 

荻原雅史建築設計事務所
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