4月の建設資材の価格です。
今月値上がりしたものは、下記の7項目
H型鋼:84,000円/t(先月比+1,000円、1.2%上昇)
中厚板:88,000円/t(先月比+2,000円、2.3%上昇)
カラー亜鉛鉄板:1,289円/枚(先月比+77円、6.3%上昇)
管柱 杉(KD) :64,000円/m3(先月比+2,000円、3.2%上昇)
コンクリート用型枠合板:1,320円/枚( 先月比+50円、3.9%上昇)
600V ビニル 絶縁電線 :27.9円/m(先月比+1.2円、4.4%上昇)
鉄スクラップ:33,500円/t(先月比+2,000円、6.3%上昇)
今月値下がりしたものはなし
4月は値上がり項目が7項目、値下がりなしと
値上がり項目が多く目立ちました。
先月少し触れましたが、「ウッドショック」海外からの輸入木材資材の逼迫が
一般ニュースでも取り上げられ話題になっています。
アメリカなどでの低金利、コロナ禍での戸建ニーズの高まりにより
住宅着工数が増え、木材の価格が高騰していることが要因です。
一般的に杉材などより強度の強いベイマツ等の入手が国内で難しくなり
国内産のカラマツや杉等代替品の価格も上がってきています。
今年一杯はそのような状況が続くのではという見方もあり、
これから着工という方は構造の変更や工事時期の変更など
影響が少なからずありそうです。
また、中国経済の回復によりスクラップ価格が高騰し、
鉄筋などが高騰しているという話もでてきていますので
しばらくクライアントの方の建築コスト面では逆風が続きそうです。
※上記価格はいずれも東京での数値。一般財団法人 建設物価調査会を参照
※過去の価格動向はこちらも参照ください
荻原雅史建築設計事務所
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