2025年9月の建設資材価格です。

今月値上がりしたものは、下記の3項目

ストレートアスファルト:103,000円/t(先月日+1,000円、1.0%上昇)

600Vビニル絶縁電線:43.9円/m(先月比+1.4円、3.3%上昇)

軽油 :120.0円/l(先月比+1.0円、0.8%上昇)

今月値下がりしたものはなし

今月はやや値上がりが目立ちました。

ここしばらく続いていた鉄鋼関係の下落が一服した影響もみられそうです。

全体的に住宅、非住宅も着工数が減り、需要自体は弱含みの様相を示していますが、工事請負額は人手不足や物価高により値下がり基調というようにはなっていません。

 

先日、新聞の記事で、アメリカで今、いわゆるブルーカラーの人の収入が高くなっているというトピックがありました。ITエンジニアなどホワイトカラーの高学歴の人々でもAIにより仕事が減っている一方、例えば床下にもぐって配管を直すといった人でないとできない職種の賃金が 上昇しているとのことでした。

日本の建築業界でも人手不足により同じようなことがおこっていると感じました。3Dプリンターなどの建築への応用もちらほら聞こえ始めてきましたが、まだまだ人の手による工程がほとんどです。ますます人の手により創ることの意味を考えないといけない時代になってきました。

 

※上記価格はいずれも東京での数値。一般財団法人 建設物価調査会を参照

荻原雅史建築設計事務所
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