先日は中秋の名月でした。生憎の曇模様でしたが、雲の隙間からときおり月が顔をだしてくれました。

中秋とは、旧暦で7,8,9月が秋の暦とされ旧暦8月はその真ん中にあたるので中秋というのだそうです。

十五夜の月見の風習は、中国から祭事として伝わり、平安時代頃から宴などとともに楽しみようになったのだとか。

建築においてもときおり、月見のための場がつくられることがあります。

桂離宮、銀閣寺、イサム・ノグチの庭園…。

普段、こういう機会でもないと夜空を見上げなくなってしまっていますが、

こういった季節毎の自然やまわりの環境を楽しむ「余白」が建築にも

とても大切だとあらためて感じました。